活況願い新茶初取引 静岡茶市場
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全国に新茶シーズンの到来を告げる静岡茶市場(静岡市葵区、増井良夫社長)の「新茶初取引」が23日朝、行われた。前年より8日遅いが、平年並みの日程。県内外の一番荒茶が上場し、今季の新茶取引が本格化した。
県内産は午前11時半現在、5500キロ(前年比1873キロ増)が上場し、平均単価は5495円(同1058円安)。県中西部を中心に幅広い産地の荒茶の見本が並んだ市場内では、午前7時の取引開始とほぼ同時に、商談成立を知らせる「手合わせ」の音が「シャン、シャン、シャン」と響いた。
取引に先だって行われた記念式典には生産者や茶商ら800人が参加した。増井社長は「これから香り高い静岡らしい新茶が出回るようになる」とあいさつ。川勝平太知事は「良い品には高値で応えてほしい」と活発な取引に期待を込めた。
この朝は藤枝市の藤枝茶流通センター、JA大井川島田地域、袋井市のJA遠州中央「茶ピア」、森町の森町茶業センターでも初取引が行われた。
静岡新聞SBS(2014/4/23 12:37) より
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