「医食同源」
「医食同源」と言う言葉は、四千年の歴史を持つ中国に伝わるもので、古くは「薬食同源」とも言われました。健康に関する東洋医学の考え方で、医薬と食物は同じ根源を持つということです。医薬品や日常の食べ物はすべて人間の生命を養い生命を維持し、健康を保つ上で不可欠で、究極的には天然自然のものによるのがよいということなのです。東洋医学の根幹は「治未病」(未だ病まざるを治す)にあるとされますが、対処療法を基本とする西洋医学でも近年は予防医学の分野が重視されるようになり、医食同源の考え方が取り上げられるようになりました。『喫茶養生記』が「茶は養生の仙薬、延齢の妙術」と巻頭に述べるように、お茶は医食同源の思想を体現するものと言って良いでしょう。
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