『結納茶』
お茶を贈る習慣は、関東ではどちらかと言うと不祝儀に使われることが多いですが、九州各地では結納にお茶を贈る習俗ありこれを『結納茶』といいます。結納では、茶を詰めた缶を福俵のように積み、松竹梅などの飾り付けをしたものが納められます。茶の木は直根でまっすぐに根を伸ばすことや植え替えが聞かないという意味合いから、嫁入りと結びついたとされます。また、結婚式の当日には花嫁が親族に茶を入れるのを最初の仕事とするなどの風習もあり、茶の小売店がショー・ウインドーに花嫁衣裳を飾るなどのことも行われるそうです。水引飾りも「茶飾り」など独特なものを使用します。また、結納茶には「箱茶式」「つぼ茶式」「筒茶式」の3種類があり地域によってそれぞれ使い分けられているそうです。最近では、お茶を淹れる若者さえ減ってきている昨今。このような習慣はいつまでも続けていただきたいものです。まさか結納の品がペットボトルのお茶になるなんてことはありませんよね?
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